1歳2ヶ月で歩かないのは遅い?発達と不安への向き合い方

保育

「1歳2ヶ月なのに、まだ歩かない…遅くないかな?」と不安になっていませんか?

1歳前に歩き始める子もいれば、1歳を過ぎても歩けない子も珍しくありません。とはいえ、時間が経つにつれて焦りや不安が大きくなるのも正直なところですよね。

1歳2ヶ月を過ぎても歩かない原因には、子ども自身の性格や意欲が関係しているケースもあれば、身体的なものからくるケースもあります。

そこでこの記事では、1歳2ヶ月で歩かない場合に考えられる原因や、歩けるようになるためのサポート方法を紹介します。

1歳2ヶ月で歩かなくても問題ないケースが多い

以前は、「1歳までに歩かなければ遅い」と考えられていた時期もありましたが、近年は1歳2ヶ月で歩けなくても問題ないことが多いとされています。

私が1歳児のクラス担任をしていたとき、1歳5ヶ月まで歩けなかった園児がいましたが、今は何事もなく日常生活を送っています。

とくに乳児期は、まだ関節や骨、筋肉が柔らかく、発達において個人差がとても大きな時期です。

つかまり立ち・つたい歩きが見られるなら、歩き始めるのもきっと、もう少しです。不安が大きい場合は、1歳半の検診時に相談してみるといいかもしれませんね。

1歳を過ぎても歩かない場合に考えられる原因

1歳を過ぎても歩かない場合、子どもの意欲や性格、身体的な理由が関係していることがあります。

  • 歩きたい意欲がない
  • 子ども自身の性格
  • 筋力が弱い

歩きたい意欲がない

まず考えられるのが、子ども自身が「歩きたい」と思っていないケースです。歩きたい意欲は、「興味」から芽生えます。そして、小さな子どもであっても「楽」を覚えます。

大人も、歩くより車で移動したほうが楽だったり、子どもを抱っこするよりベビーカーに乗せたほうが楽だったりしますよね。子どもも同じです。

なので、抱っこの時間が長い子どもは、床に降りてハイハイしたりおもちゃを触ったりして体を動かすより、抱っこを求めがちです。

歩く意欲をもってもらうには、床に降りて遊ぶことが大切になってきます。

子ども自身の性格

「歩きたい意欲」は、子ども自身の心のことなので、性格によっても変わってきます。

たとえば、慎重なタイプの子どもは、一つひとつの段階を慎重に進んでいくので、歩けるようになるまで時間がかかる傾向があります。

筋力が弱い

筋力が弱く、歩くだけの筋肉量がまだないというケースもあります。

私が以前働いていた保育園では、先天的に筋力が少ない園児もいました。0歳、1歳の時点では、まだ自分で立つだけの力がなく、歩けるようになったのは、満2歳からでした。

歩くだけでなく、運動面でついていけないこともあったので、例外的に2歳まで1つ下の保育クラス(学年)で過ごし、3歳児クラスから合流しています。今は心身ともに健康で、元気に園生活を送っています。

歩けるようになるためのサポート方法

歩けるようになるためには、子ども自身の「意欲」を引き出してあげることが大切です。

つたい歩きができる環境を整える

つたい歩きができる環境を整えましょう。子ども自身が「とりたい」「あそびたい」と思うことが大切です。いろんな工夫をしてみましょう。

【例】

  • おもちゃを遠めにおく
  • 「おいで」と呼んでみる
  • 手押し車を用意する など

つたい歩きが見られない場合は、つかまり立ち・しゃがむ・ハイハイなど、前の段階が見られるかも改めて確認してみるのもいいかもしれません。

子どもは、一つひとつ動きながら学んでいくので、大人が見本になって見せてあげるのもおすすめです。

つたい歩きをしている際は、誤飲や怪我のないよう、子どもから目を離さないであげてくださいね。

マッサージをする

マッサージで足に刺激を与えるのも有効です。マッサージは、血行促進だけでなく筋肉や脳の発達にもよい刺激になると言われています。

また、親子のスキンシップとしてもマッサージはおすすめです。ほどよい力で足に刺激を与えてみましょう。

1歳2ヶ月で歩けない不安への向き合い方

「まだ歩かない…」と不安になるかもしれませんが、子どもの性格やペースに合わせて見守りましょう。

焦らない

1歳2ヶ月の時点で歩けなくても、何の問題もないケースが多くあります。大人の焦りが子どもへのプレッシャーになっていることもあるので、焦らず見守っていきましょう。

歩き始めるには、「興味」と「筋力」が必要になってくるため、抱っこが多い場合は床でひとり遊びできる環境を整えてあげるといいですね。

それでも心配な場合は、1歳半の検診で相談するとよいでしょう。

兄弟や他の子どもと比べない

兄弟や親戚、友人の子どもと比べないことも大切です。子どもの成長には個人差があります。また、01歳のころの個人差は大きいものです。

その子なりのペースを尊重してあげてください。

無理に歩かせようとしない

無理に歩かせようとすると、逆効果になる可能性があります。「歩きたくない」「怖い」「痛い」など、負の感情が大きくなると、余計に歩くのが嫌だと感じる子どももいます。

大人が誘導するのではなく、子どものペースで「楽しい」「うれしい」体験ができるようにしましょう。

まとめ

1歳2ヶ月で歩けないのは珍しいことではありません。つたい歩きをしているなら、歩けるようになる日もきっと近いです。誤飲や事故のないよう安全面に配慮してあげながら、つたい歩きを見守りましょう。

つたい歩きが見られない場合は、つかまり立ちから促すとよいかもしれません。しゃがむ、バランス感覚をのも、足の筋力アップにつながります。

私たち大人が焦らず、子どものペースに合わせてサポートしていきたいですね。

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