「早生まれ」とは、1月1日~4月1日に生まれたこと・生まれた人を指します。
大人になると、それほど気にならなくなる早生まれですが、保育園入園の際には、クラスの基準となります。
入園申し込みのとき「うちの子は何歳児クラスになるの?」とわからなくなる方もいるかもしれませんね。
この記事では、保育園のクラス年齢表を紹介します。
子どもがどの学年になるのか、確認しましょう。
保育園のクラス年齢早見表
保育園では、4月2日~翌年の4月1日生まれの子どもが同じクラスになります。
この基準は、全国どこでも一緒です。
たとえば、令和5年度(2023年)のクラス年齢表を紹介すると、以下のようになります。
【例:令和5年度のクラス年齢】
クラス年齢(学年) | 対象の子どもの誕生日 |
0歳児クラス | 2022年4月2日以降 |
1歳児クラス | 2021年4月2日~2022年4月1日まで |
2歳児クラス | 2020年4月2日~2021年4月1日まで |
3歳児クラス | 2019年4月2日~2020年4月1日まで |
4歳児クラス | 2018年4月2日~2019年4月1日まで |
5歳児クラス | 2017年4月2日~2018年4月1日まで |
同じ2022年4月生まれの子どもでも、1日生まれは1歳児に、2日以降は0歳児になります。
同級生なのに不思議ですよね。
4月1日を境目に学年が変わる理由には、数え年が関係しているといわれています。
子どもの月齢の数え方については以下の記事も、参考にしてみてください。
学年は保育園の規模や考え方によって変わることがある
申し込みの際の基準はありますが、それを踏まえたうえで、子どものクラスが変わることがあります。
それって、どんなとき?
保育園の規模が小さく、子どもの人数が少ないときとか、反対に子どもの人数がすごく多いときとかかな。
子どもの人数が少ないとき
もともと子どもの人数が少ないアットホームな保育園などでは、本来のクラスから移動することがあります。
理由は、より子どもの発達に沿った援助をおこなえる環境があるからです。
たとえば、3月28日生まれの子どもが1歳児クラスで生活していたとしましょう。
月齢の高い子と一緒に生活していると、よい刺激を受けられる反面、食事や歩行などの生活面でどうしてもついていけない部分がでてきます。
そこで、「0歳児さんの日課のほうが、その子の発達に合っていて無理なく過ごせる」場合や、「クラスが変わっても保育できる体制が整っている」場合には、0歳児クラスに入って一緒に生活することがあります。
「1歳児なのに0歳児クラスに入れられる」ではなく、「合同保育」というイメージのほうが近いかもしれませんね。
子どもの人数がすごく多いとき
子どもの人数が多いとき、1つの学年を月齢で2部屋に分ける保育園もあります。
たとえば、1歳児さんが全体で30人いたとしましょう。
1歳児は、「子ども5人に対して保育士を1人配置する」と決まっているので、「子ども30人 + 保育士6人」が1部屋に集まることになります。
そうなると、クラス内に人が密集することになり、狭くて不便です。
そこで「部屋を2つに分ける」というケースです。
2部屋の分け方は、保育園によって変わります。
【クラスの分け方 例】
- 月齢を均等にして、バランスよく 15人 × 2部屋 に分ける
- 早生まれ・遅生まれでクラスを分ける
子どもたちの生活の様子や、発達の状況など、さまざまな観点からクラスが分けられることがあります。
どちらにしても、子どものクラスが変わる際には、保護者向けに説明があるはずなので安心してくださいね。
まとめ|保育園のクラスは4月1日時点の年齢で決まる
保育園のクラスは、4月1日時点の年齢で決まります。
- 早生まれは1月1日~4月1日生まれのこと
- 4月2日生まれ~翌年4月1日生まれは同じクラスになる
(例:2021年4月2日~2022年4月1日生まれは同じクラス) - 同じ年の4月生まれでも、1日生まれと2日以降生まれは、学年が変わる
基本は決まっていますが、認定こども園などでは、発達に合わせて細かなクラス編成がなされたり、移行したりするところもあります。
入園を考える際には、お部屋の様子を見学しながら、子どもに合いそうな保育園を選びましょう。
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