大人気のカブトムシ!採集のコツからブリード・成長過程まで紹介!

コラム

こんにちは、えりすけです。

ここでは、我が家でブリードしたカブトムシについての体験談や成長記録をつづっていきます。カブトムシを飼育してみようとお考え方、参考にしてくださいね。

カブトムシ採集~産卵まで

カブトムシの成虫採集

カブトムシ採集にはコツがあります。

  • カブトムシは夜行性なので、採集は夜か、明け方にしましょう。
  • カブトムシが好む、クヌギ・コナラの木(どんぐりのなる木)を探しましょう。

夜の雑木林や森林は、前後左右どこを見ても、本当に真っ暗です!

なので怪我だけはしないよう、前もって下見に行ってくださいね。

私は夜の採集は怖いので、明け方(4時頃)に採集に行くようにしています。

~持ち物~

【必ず必要なもの】

  • LEDライトまたは懐中電灯 必須です!
  • 虫かごなどの容器
  • 転倒防止の葉っぱや木の枝
  • 虫よけスプレー
  • ムヒ
  • 帽子

【あったら時々役に立つもの】

  • 虫取り網
  • ピンセット

よく、虫かごいっぱいに採集している人も見かけますが、自然の生態系を壊してしまう可能性があるので、飼育できるだけの数にしましょう。

ピンセットなどもあったらいいなと思う時もありますが、ピンセットで無理に引きずりだすとカブトムシや木を傷つけてしまうので、あまりおすすめはしません。

服装は長そで・長ズボンがおすすめ

そして!黒い服装での採集は危険です木にはたくさんの昆虫がいます。

ハチもいます。ハチに狙われないよう、白など明るめの服を着ていきましょう。

 

2019年 8月上旬

小さなカブトムシのオス・メスを採集できました。

ここからブリードの始まりです。家に帰ってこの2頭を同居させ、繁殖させていきます。

カブトムシの産卵

家に帰って同居させ、様子を見ましたが、どうも女の子が逃げ回り…。

「もしかして、すでに交尾を終えているかも?」と、個別飼育に切り替えました。

野外で採集したカブトムシは80%くらいの確立で、ほぼ交尾済みとも考えられています。

1か月も経たないうちに女の子は★になってしまいました。

ですが、やはり予想が当たっていたようで、割り出すとケース内に3つの卵がありました。

少ないけれど、産卵、成功です。(写真は違うものです)

カブトムシの孵化~成虫まで

 

2019.9月上旬

3つの卵、全てが無事に孵化しました。

カブトムシの幼虫は、クワガタと違って幼虫同士の同居も可能なんだそう。(ホームセンターの担当の人談)。

なので、我が家のクワガタは一人ひとり個別飼育していますが、カブトは大きなケースで多頭飼育に挑戦します。

カブトムシの幼虫期間

2019.10月上旬

順調に育っていたカブトの幼虫たち。マットを追加するため、幼虫3頭とも出してみました。

みんな同じくらいのサイズ感で元気!そして、共食いもなく過ごしています。

 

我が家には他にもコクワガタ・ミヤマクワガタ・ノコギリクワガタの幼虫がいるので比較してみました。

ちなみに、この写真のミヤマ・コクワは、カブトの1年前に孵化した幼虫なので、1年の差があります

*コクワは、コクワの中でも大きい個体です。

カブトムシはクワガタに比べると成長が早い!

あっという間にずんぐりむっくりになります

土の中に潜っていくのもダントツでカブトムシが早いです!

そして、よーく見ると、ほっぺには丸いチークのようなマークがあります。

我が家ではこれをチークと呼んでいますが(笑)、このチークはカブトの幼虫特有のもの。

クワガタの幼虫にチークはありません

比較する機会があったら、ぜひ比べてみてくださいね。

 

2019.11月下旬

成長が気になって仕方のない飼い主(笑)

少しマットを追加するついでに、大きさを確認しました。

体重は7g。そこそこありました。

ちなみに同じ時期に産まれたノコギリクワガタは、このときまだ体重計にのせても測れないくらい小さいです。さすがカブトムシ!

来年にはもっと大きくなってるんだろうなぁ~と思うと、ドキドキ・わくわくします。

カブトムシの前蛹(ぜんよう)

2020.春

体中が黄色っぽくなってから、マット上に出てくることが増えてしまったカブトたち。。。

乾燥や酸欠があったのか、居心地がよくなかったようです。

それでも、霧吹きしながら様子を見ていると、「振動」に対する反応の仕方が今までと全然違い、「前蛹」になっていることが判明しました。

前蛹期間~蛹の期間の幼虫は、ほとんど動きませんが、振動などを与えると、明らかに激しく動きます。

とってもデリケートな期間なので、触りすぎ・揺らしすぎたりすると死んでしまうこともあります。

気になる気持ちはよくわかりますが、グッとこらえて見守るだけにしましょう。

とはいえ、これは本来のカブトムシの脱皮体形ではなく、危険です!

カブトムシは角が曲がらないよう、本来なら「たて」に蛹室を作り、蛹になります。

そこで、手作りの人工蛹室へと移し替えました。

これで、無事に蛹になってくれることを願います。

 

追記:この蛹室で蛹になった個体もいましたが、この蛹室では広すぎたのか、角が曲がったり、うまく羽化できなかったりしたので、急遽、人工蛹室を作り変えました。

カブトムシの蛹(さなぎ)

2020.6月上旬

オアシス・ペットボトルの容器を使い、人工蛹室を作り変えたのがこちら。

3頭の幼虫たちが、前蛹→蛹へと、脱皮成功。オス2頭・メス1頭でした。

写真左が、蛹になりたて。右が、蛹になって一週間くらい経った個体です。

最初は白い体がだんだん茶色く、黒っぽくなっていきます。

頭から順番に脱皮していくクワガタに比べ、カブトムシは背中からビリビリとむけてきます。

脱皮の仕方もクワガタと全然違いました!生き物の変態って、やっぱり神秘的ですね。

こうなると、ほぼ動きませんが、たまーにクネクネ動いています。

カブトムシの羽化

孵化(ふか)と羽化(うか)ってなにが違うのと思った方はいませんか?
  • 孵化→卵から幼虫がかえること
  • 羽化→さなぎから成虫になること
覚えておいてくださいね。

2020.6月下旬

黒っぽくなった蛹はさらにもう一度脱皮します。これが羽化です。

我が家の3頭のカブトムシたちは、みんな羽化することができました。

ただ、唯一のメスが羽化不全になってしまい、羽が閉まえません。

カブトムシの世界では、「羽パカ」といわれているものです。

お腹も背中もまだ柔らかくて、プヨプヨしていました。

こうなると短命どころか、交尾・産卵も難しいです(臓器が傷つく恐れがあるため)

なので、個別ケースで様子を見ました。

が、やはり長くは生きられないですね…。羽化してから3日ほどで★になってしまいました。

オスは2頭とも、無事に羽化。

*角にまだ、脱皮した時の皮が残っています。

今はまだ休息期間ですが、もう少し経ったら元気に動き回ってくれるかな。

今年の夏もカブトムシのブリードに挑戦していく予定のえりすけ一家です。

まとめ

今回は、我が家で飼育しているカブトムシについて、採集のコツや成長の過程を紹介してきました。

  • 採集時間は、夜か朝方に。
  • 採集の際は、長そでや帽子、虫よけ対策を!
  • カブトムシは、孵化→初令幼虫→2令幼虫→3令幼虫→前蛹→蛹→羽化という成長過程。
  • カブトムシは「たて」に蛹になる。

夏の定番、子どもから大人までの幅広い人から大人気のカブトムシ飼育。

観察に・ブリードに、ぜひ今年チャレンジしてみませんか。

 

 

 

 

 

 

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