保育士が思う向いている人と向いていない人の特徴とは?

保育

こんにちは。えりすけです。

  • 私は保育士に向いていないのかな
  • 保育士ってどんな性格の人が向いているんだろう…
  • 子どもが好きだと思えなくなってきた…保育士に向いてないかも?

こんな悩みを抱えていませんか?

注意されることが多かったり失敗したりすると、自信を失くしてしまうこともありますよね。

私自身も15年の保育士人生のなかで、何度も経験しました。

 

そこで今回は、保育士に向いている人、向いていないと感じる人の特徴を紹介していきます。

保育士に向いている人の特徴

「子どもが好きな人」はもちろん保育士に向いていますが、ほかにも共通点があるのでみていきましょう。

子どもと接するのが好き

1番向いている人とは、子どもが好きな人です。

子どもは笑ったり泣いたり怒ったりグズッたり、自分の思いをそのままぶつけてきます。

大人の思い通りに動いてくれないことも日常茶飯事。

 

保育士は、そんなときでも子どもと向き合い関わって、いい方向になるよう援助していかなければなりません。

こうした関わりは、子どもが好きでなければ難しいでしょう。

子どもがかわいいと思える人、子どもたちの成長を一緒に感じたいと思える人は、保育士に向いています。

体力がある

体力がある人も保育士に向いているでしょう。

日中は、戸外であそぶことが多い保育園。

遊具であそぶほか、公園に行ったり一緒に追いかけっこしたり…。

雨の日ならではの散歩もありますし、夏はプール、冬には雪あそびもします。

 

エネルギッシュな子どもたちについていくには、体力が必要なのです。

とはいえ、私自身は体力がない方でしたが続けられたのも事実。

基礎体力がほどほどにあれば、大丈夫です。

前向きでいられる

前向きな人も保育士に向いているでしょう。

なぜなら、子どもの成長を前向きに捉えて援助することが、保育士の大切な仕事のひとつだからです。

 

もし、あなたが子どもだとしたら、どっちの声かけがうれしいですか?

A「どうせできないよね」

B「いつかできるよ!一緒にがんばろうね」

 

多くの人がBと答えるのではないでしょうか。

前向きな姿勢は、表情やオーラにも表れます。

子どもも近づきやすいですし、プラスの影響を与えられるので、子どものいいお手本になれるでしょう。

コミュニケーション力がある

コミュニケーション能力が高い人は保育士向きです。

保育士の仕事は個人ではなくチームプレーなので、必ずコミュニケーションはとらなければなりません。

とくに乳児クラスの場合は複数担任の場合がほとんどなので「誰とも話さずに黙々と」なんて環境は皆無です。

 

また、複数担任でクラスを運営する際、保育士同士の連携が大事になります。

  • 子どもが負の行動をとったとき、どんな対応をしていくか
  • 性格が難しい子どもに対して、クラスでどう対応していくか
  • 発達が心配な子どもに対して、どんな援助ができるか

 

このようなことを話し合い、担任同士が同じ方向性で関われるようにすると、クラスの雰囲気もよくなり、子どもたちも、のびのび過ごせます。

担任同士のコミュニケーションがとれているかどうかで、クラスの雰囲気が変わるので、保育士をするうえで大事な能力だといえるでしょう。

忍耐力がある

保育士をしている人は忍耐力がある人も多いです。

女性が多い職場なので、女性ならではの問題もあります。

 

たとえば、人間関係。

派閥や仲間外れ、先輩からのいじめや保護者から理不尽なクレームなどがあるのも否定できません。

こうした出来事を、自分でうまく消化できる、忘れられる、耐えられる人は保育士として十分続けていけます。

相手の立場になって考えられる

相手の立場になって考えられる人も向いていますね。

子どもの立場だったらどう思うか、保護者の立場だったらどう思うかなど、相手の身になって考えたときに「声かけ」が変わってくるからです。

責めるような言い方や上から目線に感じるような言い方は、トラブルのきっかけになってしまう可能性も。

 

これは大人に対してだけではありません。

子どもも同じ。1人の人間です。

「どうして嫌なことばっかりするの?」「なんでできないの?」といった言葉はひどく傷つけてしまいます。

子どもの立場でも考えられる人は、いい保育士になれるでしょう。

保育士に向いていない人の特徴

保育士に向いていない人とはどんな特徴の人なのでしょうか。

みていきましょう。

子どもが苦手

子どもが苦手な人は、保育士に向いているとはいいづらいかもしれませんね。

なぜ言葉を濁したかというと、実は子どもが苦手なのではなく、環境がそう思わせている場合があるからです。

たとえば

  • 子どもが近づいてくると、めんどくさいと感じる
  • 子どもに対して、かわいいと思えない
  • 子どもと一緒にあそぶのが苦痛、楽しくない

このような感情がある場合は、本当に子どもが苦手な可能性がありますが「関わり方がわからない」といった場合は、子どもが苦手なのではなく、不慣れな環境や経験不足が原因ですね。

この先慣れてくれば、子どものかわいい一面や保育士のやりがいを感じられるようになるのではないかなと思います。

人と関わることが苦手

人とのコミュニケーションが苦手な人は、大変な思いをすることが多いかもしれません。

保育は人対人の仕事です。

そのため、下を向いていたり暗い表情をしていては、人間関係をうまく築くことができずにトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。

向いていないというより、自分自身が「つらいな」と感じてしまうかもしれませんね。

向いている特徴がないと保育士は続かない?

向いている特徴がないと保育士業は続かないと思っていませんか?

決してそんなことはないですよ。

私も含め、多くの保育士が辞める理由は、次のようなものです。

  • 妊娠
  • 給料
  • 仕事量
  • 人間関係

どれも適性には直接関係していませんよね。

性格などの問題ではなく、労働環境の問題や人間関係といった精神的な問題がほとんどです。

今の保育園に向いていない可能性

「保育士に向いていないかもしれない」と悩んでいるときの多くは、不安や落ち込みなどの負の感情からきていませんか?

  • 注意されて落ち込んでいるから子どもの前でも笑顔が作れない
  • うまくいかないから自信がなくなった
  • ほかの保育士のように子どもから人気になりたいのに私の周りには集まってきてくれない虚しさ
  • 保育のやり方が合わないモヤモヤ感

こうした場合、保育士に向いていないのではなく、今勤めている保育園に向いていない可能性があります。

保育園はほかにもたくさんあるので、転職を考えてみるのもありです。

 

私は私立保育園も公立保育園も企業内保育園も経験しましたが、同じところはひとつもありませんでした。

それぞれ園の個性があります。

このまま今の保育園にいても悩みが解消されないようなら、思いきってほかの園を探してみてもいいかもしれませんね。

まとめ

保育士に向いている人、向いていない人の特徴を紹介しました。

向いている人に共通していることは、明るいこと、前向きなことです。

最大の特徴は子どもが好きな人

 

子どもが苦手な人には向いていません。

しかし、子どもと接することが好きならば、それだけで保育士に向いている素質は十分。

ピアノが弾けなくても、絵が描けなくても、体力に自信がなくても、できるのです。

 

今自分が保育士に向いているのかわからない、悩んでいる人は1度見つめ直してみましょう。

なぜ、向いていないと思うのかを。

経験不足かもしれないし、周りの人間関係がうまくいっていないのかもしれません。

保育園の方針が合っていない可能性もありますね。

 

いずれも解決できる問題です。

保育士に向いていない人はほとんどいないので、きっとこの先、あなたらしい保育ができると思いますよ。

保育士として楽しく過ごせるよう、願っています。

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