保育士資格を活かそう!保育園以外の施設や働き方紹介

保育

こんにちは。えりすけです。

保育士の資格を取ったけど、保育園勤務はつらいし辞めたい…

こう、感じている人はいませんか?意外と多いのではないでしょうか。

実際わたしも、何度も思いました。

  • 残業は多い(もちろんサービス残業)
  • 遅番といっても、本当に遅番の時間に行くわけではなく、いつも通りに出勤することがほとんど
  • 家に持ち帰ってひたすら製作
  • 女性の職場特有の「ひいき」「派閥」「いじめ」
  • 安い月給
  • 山ほどの書類

次々と出てくる課題に、わたし自身、よくやってきたなぁと思います。笑

でも、実はこの仕事の量は、保育園や働き方によって、全然ちがうことがわかりました!

「保育士=保育園で働く」ではないんです。

そこで今回は、保育士資格が活かせる、保育園以外の施設や働き方を紹介します。

「保育士=保育園」ではない!保育園以外の施設

上記でもお伝えしましたが、保育士の働ける場所は、保育園勤務だけではありません。

乳児院や託児所、ベビーシッターや保育ママ…いろいろな施設があります。

わたしは過去に公立・私立保育園以外に、企業内保育園(託児所)を経験しました。

わたしの経験も交えながら、特徴をあげていきますね。

 

保育園の方針によっても、子どもとの接し方など変わってくるので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

乳児院

1歳未満の赤ちゃんが好き、お世話がしたい人は、乳児院で働いてみるのもいいかもしれませんね。

乳児院は、なんらかの理由があって、家族と一緒に過ごすことができない赤ちゃんを預かっている施設です。

理由はさまざまです。例をあげてみます。

  • 保護者の疾病(精神疾患も含む)
  • 虐待
  • 育児放棄
  • 受刑

親が精神的に不安定だったり、虐待が激しかったり…など、子どもとの生活が困難な場合は、乳児院で子どもを一時的に保護したりします。

おもに1歳未満の乳児を預かりますが、2歳くらいまで預かっている乳児院もあるようです。

24時間365日、保育士さん・看護師さん・医師などが協力して、赤ちゃんのお世話をします。

障がいのある子どものリハビリをしたり、アフターケアをしたりもします。

夜勤もあるので体力は使いますが、小さな赤ちゃんが好きな人、家庭のように愛情をもって接したい人には、やりがいを感じられる施設です。

乳児院は大きくなった子どもを預かることはできないので、乳児院を出た後は、家庭に戻る子もいれば、里親さんのもとに引き取られる子、児童施設に行く子もいます。

 

託児所

小規模で、こじんまりと働きたい人は、託児所という選択肢もありだと思います。

託児所は、2種類あります。

  1. 事業所内託児所
  2. 一般利用託児所

それぞれ見ていきましょう。

事業所内託児所

事業内託児所とは、その企業で働いている従業員の子どもを預かる施設です。

企業の敷地内に併設されたり、オフィス内に設けられていることが多く、保護者はみんな、企業で働く従業員。

みんなが、顔見知りです。

わたしは、実際に企業内保育園での勤務経験がありますが、「保育園勤務の保育士」とは、まるで違いました。

体験を少しお話します。

わたしが勤務した施設では、園長先生は、保育経験まったくなし。企業の部署から配属された人でした。

そして主任は、託児所ビジネスを手掛けている会社から配属されたマネージャーの人。

園長先生と同じく保育士経験は、なしです。

つまり、

  • 園長先生=託児所運営を委託したクライアント
  • 主任=委託された側の人

主任からすると、園長先生の企業=保護者=託児所ビジネスの顧客です。

 

なので、いっさい保育の仕方、子どもの接し方などについては、あれこれ言われませんでした。

逆に、「今までどんなことしてきたの?」と、頼りにされるくらいです。笑

子どもの人数も、それ程多くないのでゆったりした保育ができます。

けれど、率直な感想は、「保育園」や「養育」というよりは、「お客様の子ども様をお預かりしています」といった感じです。

ひとつ具体的に言うと、保護者へのあいさつは「いってらっしゃいませ」「おかえりなさいませ」でした。

このあいさつは、保育園では、聞いたことがありません。(←ありませんよね?)

ウソだと思う人もいるかもですが、実話です。

「子どもの成長や子ども主体うんぬん」…ではなく、

「大事な顧客の子どもを、ケガなく預かる」ことに重きをおいていました。

*注意*企業内保育園も、さまざまあるので、わたしの体験はあくまで参考程度にしてくださいね。
和気あいあいとした雰囲気で、少人数の子どもと、ゆったり過ごしたい人には、働きやすいでしょう。

一般利用託児所

一般利用託児所とは、おもに商業施設や病院で、一時的に子どもを預かれる施設です。

たとえば、歯医者さんの中にキッズスペースがあるところなどは、ママの治療中に、保育士の免許を持った人が一時的に子どもについていてくれます。

デパートなどでもありますね。

一時的なので常に現場にいるわけではなく、子どものいない間は、施設内の掃除をしたり、他の業務をすることが多いです。

上記の歯医者さんでは、保育士の人が受付も担っていました。

 

また、「一時預かり」として、保育園が託児所の役割を担っているケースも多いです。

 

保育士としての働き方を変えると仕事量も減る

保育園以外でも、保育士の資格は活かせる!ことをわかっていただけたと思います。

けれど、「私は仕事量が多すぎることに困ってる…」という人もいますよね。

仕事量で悩んでいる人は、働き方を変えてみましょう。

正規職員からパート職員になるだけでも、仕事量が大幅に減ることがあります。

この章では、働き方について紹介していきます。

 

パート職員

保育園によっても変わってきますが、パート職員になると正規職員との「給料の差」があるので、仕事量が減る・仕事の線引きがされる園もあります。

わたしの場合で例を挙げるとこんな感じでした。

  • A園…正規もパートも同じ。書類も、行事も、土曜保育もあり。
  • B園…パートさんは、書類のみなし。行事のお手伝いと、月に1回だけ、土曜保育もお願い。
  • C園…パートさんは、土曜保育も、行事も、いっさい参加なし。書類は個人記録のみ。

何回か転職していますが、同じ待遇の保育園は、ありませんでした。それぞれ、違います。

 

また、仕事量に関していうと、製作が多い園で働いている人は、日々の製作に追われて疲れている人も多いのではないでしょうか。

これも、保育園の教育方針によって、だいぶ変わってきます。

壁面製作など、こだわって作っている園もあれば、季節の素材のみ使用し「家庭感」を演出する園もあります。

前者と後者、どちらが製作の量が多いと思いますか?
もちろん、前者ですよね。
後者の園では、お部屋の中もいっさいの製作がなく、家のような「インテリア用品」が飾ってあるのみ。
「保育園」というより「おうちの中」という雰囲気作りがされていました。

こういった園を選ぶと、壁面製作などに取られる時間がほぼなくなる、つまり=仕事量が減ります。

結果的に、子どもの衣装作りや、手作りおもちゃなど、ほかのことに時間を使えるようにもなるので、後者の園が効率が良かったなと感じています。

 

パート職員といっても、その働き方もさまざまです。

  • フルタイム
  • 早番のみ・遅番のみ
  • 土曜日のみ
  • 一時保育のある日のみ

自分に合った働き方を見つけてみるのも、いいですね。

 

ベビーシッター

  • そもそも施設で働くのがなぁ…
  • 集団で働くのが苦痛
こんなお悩みの場合は、ベビーシッターという働き方もいいのではないでしょうか。
ベビーシッターは、子どもを預かってほしい人の自宅へ訪問し、その自宅で子どものお世話をするスタイルです。
事前に顔合わせをすることがあり、保護者からの指名もあるみたいなので、自分と合わない子どもの面倒を見るリスクも少ない気がします。
また、ベビーシッターは「週5日・8時間労働」ではないので、兼業・副業としてしている人が多い傾向にあります。
近年は、在宅で仕事をする人も増えてきているので、ベビーシッターの需要も高まってくるかもしれませんね。

保育ママ

「保育ママ」という言葉そのものを、知っている人は少ないかもしれません。

保育ママとは、自分の自宅で子どもを預かることができる、小さな保育園(託児所)です。

自宅で小さな子を少人数見て、給料がもらえるなんて魅力的に感じませんか?

ですが実は、保育ママになるには条件があります。

  1. 預かれる子どもは3歳未満児3人まで (ただし、保育者が複数人いる場合は最大5人まで)
  2. 自治体の認定が必要 (自治体によって、保育ママ制度がない場合もあるので確認が必要)

東京など都市部では、待機児童問題なども深刻なため、各自治体ごとに制度が策定されていますが、地方ではまだまだ足りていないことも多いです。

保育ママについて、興味がでた人は、自治体でチェックしてみてくださいね。

 

まとめ

保育士で働いていると、仕事量や給料面、人間関係などさまざまな悩みがでてきますよね。

ですが、「子ども」が好きなことに変わりはないのなら、施設や働き方を変えてみましょう。

保育士=保育園での勤務ではありません。

  • 乳児院
  • 託児所
  • パート職員
  • ベビーシッター
いろんな働き方があるので、自分に合ったライフスタイルで、保育士資格を活かしてみてはいかがでしょうか。
あなたに、楽しい明日が待っていますように…。

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